心理師臨床研修プログラム(Resident制度)

心理師として、長く成長できる環境を。

心理師として、
長く成長できる環境を。

公心会グループでは、心理師を「個人の経験や才能だけに依存する専門職」ではなく、教育・実践・研究を通じて継続的に成長できる専門職として育成することを重視しています。
私たちの目的は、優秀な心理師を集めることではありません。優秀な心理師を継続的に育成し、社会へ送り出せる教育システムを構築すること。
それが公心会グループの、心理師臨床研修プログラム(以下、Resident制度)です。
Resident制度は、認知行動療法(CBT)を中心とした心理支援を、再現可能な形で実践・教育できる心理師を育成するための段階的教育制度です。

Resident制度が目指す心理師像

公心会グループでは、

  • 実践家
  • 質の高い心理支援を提供できる心理師
  • 科学者
  • 研究知見を理解し臨床へ応用できる心理師
  • 教育者
  • 後進を育成し専門性を継承できる心理師

の育成を目指しています。

私たちは単にカウンセリング技術を
学ぶだけではなく、

  • ケースフォーミュレーション
  • 行動分析
  • 学会活動
  • スーパービジョン
  • 教育
  • 組織運営

まで含めた総合的な専門職育成を
行なっています。

Resident制度実績

心理職

38

指導心理師

7

SV訓練

4

Fellow

16

Resident制度
実績

Resident

11

教育委員会

年間24回開催

採用倍率

3以上

(前年度4.4倍)

心理師離職率

3%以下

(直近3年間)

Resident制度の全体像

現在、公心会グループでは
Resident → Fellow → SV訓練 → 指導心理師
という段階的教育システムの運用を
進めています。

Resident制度は現在も発展を続けており、
次世代の指導心理師育成を通じて、
教育体制のさらなる充実を目指しています。

Resident制度

STEP01 
臨床研修(Resident / レジデント)

基礎臨床と構造化を学ぶ2年間

徹底的に臨床の基礎を固める期間です。
日々の業務や臨床の丁寧な振り返りに加え、
1日1回以上のケース陪席、
各種ロールプレイ(RP)、
症例検討など、
実践に直結する学びを積み重ねます。

臨床研修(Resident)

主な取り組み主な取り組み
  • 毎日の業務・臨床振り返り
  • 1日1回以上のケース陪席
  • 振り返りロールプレイ(RP)
  • 個別シナリオRP
  • 症例検討
  • ケースカンファレンス
  • 外部SV
  • 文献抄読
  • 日本認知行動カウンセリング協会主催「認知行動療法専門コース」受講

CBT体系研修

Residentは、
日本認知行動カウンセリング協会が主催する
認知行動療法専門コース(年間90時間)
受講します。

本コースでは、

  • 認知行動療法の面接法
  • うつ病の認知行動療法
  • 行動分析学の基礎と臨床実践
  • アセスメント技法と評価方法
  • 発達障害の就労支援と認知行動療法
  • 不安症・強迫症の認知行動療法
  • 依存症の認知行動療法
  • ACT・CBS(文脈的行動科学)
  • 困難事例のケースフォーミュレーション

などを体系的に学びます。
受講料は法人が全額負担し、
研修参加日は勤務扱い(代休取得可)
となります。

公心会グループでは、

  • 日常臨床
  • ケースレビュー
  • スーパービジョン
  • 学会活動

に加えて、体系的な認知行動療法教育を継続的に提供しています。

単に経験を積むだけではなく、
「なぜその支援を行うのか」
「どのような理論や
エビデンスに基づいているのか」

を理解しながら専門性を高めていくことを
重視しています。

学会・研究活動

公心会グループでは、若手段階からの学会参加や症例発表を強く推奨しています。
学会発表は単なる実績づくりではなく、

  • ケース定式化
  • 行動分析
  • 文献接続
  • 支援の再現性

を学ぶ教育機会として位置づけています。

STEP02 
後期研修(Fellow)

専門性の深化と領域の拡大を担う2年間

臨床スキルをさらに高めると同時に、
集団療法の主担当や実習補助、
外部機関との連携、
若手への教育補助などを担当し、
役割を広げていきます。

主な取り組み主な取り組み
  • 学会発表
  • 研究活動
  • 集団療法主担当
  • 外部機関連携
  • ケースレビュー
  • 若手教育補助
  • 公認心理師の会
  • 専門公認心理師資格取得
  • 日本認知・行動療法学会
    認知行動療法師資格取得
到達目標到達目標
  • 個別カウンセリングの主担当
  • 集団療法の企画・運営
  • 学会発表・研究活動
  • Residentへの助言
  • 医療・福祉・就労連携

専門性の深化臨床の現場にとどまらず、
「学会」「研究」「教育」「制度理解」を含めた、
一人の“専門職としての総合的な成長”を重視する期間です。

STEP03 
SV(スーパーバイザー)訓練

教育者・管理職への移行期間

プレイヤーから指導者・マネジメント層への移行を見据えた訓練を行います。
Resident(研修生)の教育やケース指導のほか、組織運営やKPI(重要業績評価指標)の理解など、経営・運営的な視点も養います。

主な取り組み主な取り組み
  • Resident教育
  • ケース指導
  • 集団療法監修
  • ケースレビュー運営
  • 医療・福祉連携
  • KPI理解
  • 組織運営
到達目標到達目標
  • ケースフォーミュレーション教育
  • Resident・Fellow指導
  • ケースレビュー運営
  • 支援品質管理
  • 組織運営参加

STEP04 
スーパーバイザー(指導心理師)

公心会グループの教育・支援品質を支える
中核人材

指導心理師は、公心会グループにおける
教育・支援の中核人材として、
ResidentおよびFellowの育成から、
ケースレビュー・スーパービジョン・集団療法監修まで幅広く担い、支援品質とプログラムの
水準を維持する役割を担います。

スーパーバイザー(指導心理師)

主な取り組み主な取り組み
  • Resident教育
  • Fellow教育
  • ケースレビュー
  • スーパービジョン
  • 集団療法監修
  • 支援品質管理
  • プログラム監修
  • 組織運営
現在の指導心理師現在の指導心理師
  • 三上勇気
  • 長儀拓
  • 福本拓実
  • 寺脇藍
  • 鬼頭邦彰
  • 服部正嗣
  • 船木省吾

教育委員会による品質保証

公心会グループでは、
Resident制度・SV体制・指導心理師育成の
品質保証を目的として教育委員会を
設置しています。

教育委員会は、

  • Resident制度
  • CBT教育カリキュラム
  • スーパーバイザー基準
  • ケースレビュー
  • スーパーバイザー(指導心理師)育成

を継続的に改善し、公心会グループの教育品質を支える中核機関として機能しています。

教育委員会の特徴教育委員会の特徴
  • 外部委員8名(大学教員・医師・研究者)
  • 内部委員4名
  • 月2回(年間24回)開催
  • 任期2年

Resident制度を支える
外部専門家

公心会グループでは、
Resident制度の教育品質向上と支援品質の維持を目的として、大学教員・医師・研究者・専門家による教育支援体制を整備しています。
Resident制度は、単に現場経験を積むだけの研修制度ではありません。
認知行動療法(CBT)、行動分析学、行動医学、精神科臨床、研究法など、多様な専門領域から継続的な指導を受けながら成長することを重視しています。

Resident制度を支える外部専門家

主な外部専門家

原井宏明 原井クリニック 院長
坂井誠 元中京大学 教授
石川信一 同志社大学 教授
古川洋和 鳴門教育大学 准教授
首藤祐介 立命館大学 教授
岩野卓 福島県立医科大学
博士研究員
青木俊太郎 福島県立医科大学 助教

公心会グループで支援する
主なクライエント

Resident制度では、認知行動療法(CBT)を中心に、精神科・心療内科領域を中心とした幅広いケースを学びます。

気分症群

  • うつ病
  • 持続性抑うつ症
  • 双極症
  • 適応反応症

不安症群

  • 社会不安症
  • パニック症
  • 広場恐怖症
  • 全般不安症

強迫症群

  • 強迫症
  • 確認行為
  • 洗浄強迫
  • 加害恐怖

発達症群

  • ASD
  • ADHD
  • 発達症とうつ病・不安症の併存ケース

トラウマ関連

  • PTSD
  • 複雑性PTSD
  • ハラスメント被害
  • いじめ・不登校経験

依存症群

  • アルコール依存症
  • ギャンブル依存症
  • ゲーム依存
  • インターネット依存

復職・就労支援

  • 休職者リワーク
  • 就労移行支援
  • 就労定着支援
  • キャリア形成支援

地域生活支援

  • 生活保護受給者
  • 長期ひきこもり
  • 社会的孤立
  • 地域生活再建支援
  • 自立訓練(生活訓練)利用者

医療・福祉・就労を横断した支援

公心会グループの特徴は、単に症状改善や就労を目指すことではありません。
医療・福祉・就労・地域生活を横断しながら、その人らしい生活の実現を支援しています。
Resident制度では、
「症状が改善したか」だけでなく、
「その人が望む人生にどれだけ近づけたか」
という視点を重視しながら支援を学びます。

教育体制

外部SV

  • 大学教員・医師・専門家によるゼミ式SV
  • 個別SV
  • 行動分析・CBT・行動医学教育
  • 学会活動との接続

内部SV

  • 個別SV
  • ケース陪席
  • 振り返りRP
  • ケースレビュー

メンター制度

スーパーバイザー(指導心理師)とは別にマンツーマンで日常業務・臨床・キャリア形成について、先輩スタッフが継続的にサポートします。

学会・研究活動

公心会グループでは学会活動を継続教育の一部として位置づけています。

  • 日本認知・行動療法学会
  • 日本行動医学会
  • 公認心理師の会

への継続参加を推奨しています。

学会発表や学会運営への参加は出勤扱いとなり、組織として学術活動を支援しています。

教育の再生産

公心会グループでは、

  • 教育委員会
  • 外部専門家
  • 指導心理師
  • 学会活動
  • ケースレビュー
  • スーパービジョン

を一つの教育システムとして統合しています。

私たちは、
「高品質な心理師が偶然育つ組織」ではなく、
「高品質な心理師を継続的に育成できる組織」
目指しています。

求める人物像

CBTを体系的に学びたい方
臨床・研究・教育を統合的に学びたい方
チームでケースを
検討しながら成長したい方
学会・研究活動へ挑戦したい方
長期的に専門性を高めたい方
心理支援を社会へ広げていきたい方

心理支援を、
社会インフラにする。

次世代の心理専門職を継続的に育成し、
その専門性を社会へ還元し続けること。
それが公心会グループの使命です。

Resident制度は、
そのための「心理師育成OS」です。